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第2回 東北APEXセミナー ※開催キャンセルとなりました
適正技術と代替社会−インドネシアでの実践から
<講師> 田中 直 (APEX代表理事)
<内容> 「適正技術」は、通常、先進国の技術を条件の異なる途上国に単純に移転するような試みが失敗してきた反省をふまえて、現地の社会的・経済的あるいは文化的条件に適合的で、人々が参加しやすく、そこにおけるニーズを効果的に充たす技術を指します。しかし、この言葉には、当初から、環境・資源や労働疎外の問題など、近代科学技術のもたらすさまざまな問題を解決・緩和していく技術という意味もこめられていました。
そのような二つの意味を併せ持った適正技術は、世界人口の大多数を占める途上国の人々の立場に立ち、近代技術がもたらしているさまざまな問題をも乗り越えていくものとして、まさにこれからの世界に必要とされる、今日的意義をもった技術といえます。
APEXでは、インドネシアなどにおいて、排水処理やバイオマスエネルギー開発等の分野で、適正技術の開発・普及に長年取り組んできました。 今回のセミナーでは、それらの経験をふまえて、上のような含意をもった適正技術の意義や、その開発・普及をいかに進めていくかを考えます。
参考文献: 田中 直著 『適正技術と代替社会−インドネシアでの実践から』 岩波新書、2012年
<講師プロフィール> 特定非営利活動法人APEX代表理事。1951年生まれ。東京大学工学部卒業後、石油会社で石油精製プロセス管理、廃プラスチック再生、バイオテクノロジー、排水処理などの業務に従事する一方、1987年の設立当初からAPEX代表を務め、1999年より専従(代表)となる。理学博士。
著書:上記参考文献、編著書:『転換期の技術者たち』、『第三世界の問題を考える』(以上剄草書房)、『エネルギー問題−工業化社会の自然と労働』(社会評論社)、『暮らしと技術を変える』(亜紀書房)他。訳書:『バイオテクノロジーと第三世界』(勁草書房)
<日時> ※開催キャンセルとなりました。春以降の再開催を検討しています。
2013年11月2日(土) 15:00 − 17:30 (14:30受付開始)
<会場> TKP仙台西口ビジネスセンター 6B会議室 (シエロ仙台ビル 6F)
仙台市青葉区本町1-5-31 シエロ仙台ビル
TEL : 022-397-8521/022-714-8101
<参加費> APEX会員 300円 / 非会員 800円
<主催> 特定非営利活動法人 APEX
<お申し込み> ウェブサイト上のセミナー申し込み用フォームから参加登録されるか、メール、電話またはFAXで、第2回東北APEXセミナー参加希望と明記の上、お名前と ご連絡先(メールアドレスまたは電話)をお知らせ下さい。